- Event Report -

13

伝統芸能入門

能と狂言の魅力を探る

日時:

20210127 (水) 18:30~20:00

登壇者:

和泉流野村派狂言師 奥津 健太郎 氏 観世流能楽師シテ方 梅若 紀佳 氏

登壇者プロフィール

能楽をみたことがありますか? 今回は、狂言の奥津健太郎さんと能の梅若紀佳さんをお招きして、650年
以上演じ続けられてきた能楽をご紹介します。
伝統芸能の能と狂言をあわせて能楽と言いますが、成立当初は庶民の娯楽のひとつでした。競合する
様々な芸能に打ち勝って、豊臣秀吉や徳川家康といった権力者の芸能となりました。
講座では、古来、交互に演じられてきた能と狂言を比較しながらお話を進め、両者の共通点、相違点を理
解していただきます。また実演もご鑑賞いただき、より深い能楽の世界への第一歩をご案内致します。
時代によっては庶民は観ることすらできなかった能と狂言。ぜひお殿様の気分になってご覧ください。

 

 

アーカイブ動画をご覧ください。再生ボタンをクリックすると動画がはじまります。

[]

 

 

当日はミュージアムタワー京橋 16Fカフェにて収録・生配信を行いました。

 

収録の様子

登壇者プロフィール

登 壇 者

    image

    和泉流野村派狂言師 奥津 健太郎 氏

    故十三世野村又三郎信廣に師事。狂言の家として400年の歴史を持つ野村又三郎家に所属。東京藝術大学音楽学部邦楽科(能 楽・狂言専攻)卒業。在学時には野村萬、野村万作両師(ともに人間国宝)の指導も受ける。日々の舞台に加え、狂言講座やワー クショップを開催したり、能面制作を石原良子に師事するなど多岐にわたって活動。海外公演や国際交流にも積極的に参加 している。「親子でたのしむ狂言の会」主催。「天籟能の会」同人主催。公益社団法人能楽協会正会員。

    image

    観世流能楽師シテ方 梅若 紀佳 氏

    能の家として600年の歴史を持つ梅若万三郎家に生まれる。祖父・三世梅若万三郎、父・梅若紀長に師事。東京藝術大学音 楽学部邦楽科(能楽・シテ方専攻)卒業。3歳で初舞台以降、子方(子役)の舞台に多数出演し、2018年に能『羽衣』で初めて シテ(主役)を勤める。2019年には万三郎家が長年継続してきた海外公演の一環でスイス・ドイツ公演に参加した。能の魅 力を分かりやすく伝える姿勢には定評がある。子供たちに向けた能楽鑑賞会なども主催している。

印刷用PDFダウンロード