- Event Report -
第30回
里山の自然を漉きこむ、手漉き和紙づくり講座
2022/06/15 (水) 18:30~20:00
手漉き和紙作家 ロギール・アウテンボーガルト 氏
和紙を光に透かすと見える繊維には、どんな人も感動させる自然な美しさがあります。それは和紙が、人と自然がうまく共生するためのメッセージを持っているからです。この講座ではそんなメッセージがたっぷりと詰まったオリジナルの和紙作品を作ります。高知県産の原料で紙を漉いて、草花を漉きこみ、土入りの色原料で模様をつけます。叩く・混ぜる・漉くなどの伝統的な工程を通して、日本文化と自然の関わりを学びます。
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登 壇 者
手漉き和紙作家 ロギール・アウテンボーガルト 氏
1980年にオランダから来日、全国の手漉き和紙工房をめぐる。翌年高知県に定住し、原料栽培からの伝統手漉き和紙の製作を始める。2003年からはヨーロッパの手漉き紙・コットンペーパーも取り入れて、東西の伝統紙漉きのノウハウを活かした手漉き紙の新しい表現に挑戦している。平成19年度の土佐の匠に認定。2010年度博報賞受賞。紙漉きを里山ごと体験するゲストハウス「和紙スタジオかみこや」代表。