- Event Report -
第33回
京橋地域と映画
日本映画の歴史の投錨地
2022/09/21 (水) 18:30~20:00
国立映画アーカイブ主任研究員 冨田 美香 氏
19世紀末に誕生した映画は、近代的な見世物や娯楽として、また新しい芸術として、そして教育やプロパガンダ、貴重な記録媒体として、20世紀の人々の生活に広く深く浸透していきました。明治の日本にも映画館が誕生し、東京市京橋区(現在の東京都中央区京橋)にも「第一福宝館」が出来ました。以来、その地は映画との歴史を紡ぎ、現在は日本で唯一の国立映画専門機関である国立映画アーカイブが活動しています。映画を観る人、観せる人、そして、作る人も守る人も集まる街・京橋を、映画史の観点から見つめてみましょう。
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登 壇 者
国立映画アーカイブ主任研究員 冨田 美香 氏
専門は日本映画史。立命館大学文学部助教授、映像学部教授を経て、2015年から現職(当時 東京国立近代美術館フィルムセンター)。企画・担当した主な事業に「生誕100年 木下忠司の映画音楽」(2016年)「製作50周年記念『2001年宇宙の旅』70mm版特別上映」(2018年)、編著に『データベースと日本文化研究』(ナカニシヤ出版)など。