- Event Report -

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イギリスの音楽と絵画

文化から見るその芸術

日時:

20231115 (水) 18:30~20:00

登壇者:

チェロ奏者 伊藤 悠貴 氏 ハープ奏者 中村 愛 氏

登壇者プロフィール

イングリッシュ・ガーデンという自然の美しさを讃える庭園の様式があることからも分かるように、イギリスの文化には、同じ島国である日本と似た“自然をこよなく愛する”という側面があります。イギリスで15年暮らしたチェロ奏者・伊藤悠貴さんと、イギリス芸術に造詣の深いハープ奏者・中村愛さんによるこちらの講座では、自然と密接な関係にあるロマン主義時代の音楽と絵画を中心に、自然から霊感を得た同時代の詩、ロンドンの街中に今なお残されている史跡から見るチューダー朝からヴィクトリア朝の歴史、またイギリス独特の風土や文化などについて、演奏を交えてご紹介いたします。実演では、吟遊詩人たちが使用したハープに近い形状の「サウル・ハープ」という小型のハープを使用し、イギリスの民謡である「グリーン・スリーヴス」「広い河の岸辺」などの作品をお届けします。

 

 

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登壇者プロフィール

登 壇 者

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    チェロ奏者 伊藤 悠貴 氏

    名門フィルハーモニア管弦楽団との共演でデビューして以来、ソリストとして世界各地に客演。幅広いレパートリーの中核にラフマニノフ研究を据え、ワールドワイド・デビュー盤「ラフマニノフ:チェロ作品全集」、室内楽の殿堂ウィグモア・ホール史上初のチェロ奏者による「オール・ラフマニノフ・リサイタル」、著書「ラフマニノフ考」など、その先駆けとして確固たる実績を築いている。2019年齋藤秀雄メモリアル基金賞受賞。

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    ハープ奏者 中村 愛 氏

    幅広い演奏活動を展開する傍ら、ハープの埋もれた名曲の発掘に加えて多くの編曲を手掛ける。2022年、浜離宮朝日ホール主催によるオール・フォーレ・リサイタルを開催。2023年には生誕150年のラフマニノフに焦点を当て、同ホール、またスロヴェニアにてリサイタルを行う。吹奏楽の巨匠ヨハン・デ・メイ、世界的バレリーナ・ザハロワとの共演、主要美術館に於ける公式演奏会の企画制作など、活動は多岐にわたる。

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